風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の ありをりはべり いまそかり

空へ


脱皮したばかりのオニヤンマ。
今朝6時前、犬の散歩時に見つけた。
梅雨独特の霧雨が降る中のこと。
まだ体色は淡く、羽も柔らかそうだけど
このあと1時間もしないうちに飛び立つだろう。
空へ。


私利私欲のために人を殺したり、
悲しい選択をして自ら命を断ったり、
自動車に爆弾を積んで公共施設に飛び込んだり、
あるいは原爆を「仕方ない」で片付けたり、
人間の世界では命の重さが段々軽くなっている。

自然の中にある本当の命は
こんなにも健気で美しい。