風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の ありをりはべり いまそかり

少子化・非婚・雇用問題

昨日はとうとうpv数が12/19の1/3になってしまった・・・。
8月にblog始めてから最低水準かも知れない。
でも「負けるな、オレ」を合い言葉に(誰とだ?)言いたいことを言い続けるっ!!(笑)

さて、今朝の朝刊に「少子化」についての各界の専門家の意見が載っていた。
その中で私的に、特に目を引いたのは以下の2つの意見だった。
ニートに代表される『非正社員』の若者(特に男)が、自分に自信が持てなくて非婚となっている」(女性の社会学者)
「オランダをモデルに、ワークシェアリングを進めて夫婦とも仕事と家庭の時間を持とう」(女性のジェンダー学者)

前者の意見の結論は「『正社員』になることが人生の目的じゃない。そうじゃない人間が自信を持てる社会にしよう」
というものだったが、私はこの意見を100%支持する。
これまでの「会社に勤めれば定年まで保障」という概念がなくなって来つつあり、
組織に守られたいと考える人から先に、実は組織から排除されてきている。
会社の中でどんなエライ役職についていても、明日もその位置にいられるかどうかわからない時代だ。
これからは自分のスキルなり知識を売る時代だと思う。
会社(あるいはそれに準ずる組織)は、それらを発揮するステージというか、器だけの存在になろう。
各企業でも「正社員」よりもステイタスのある「契約社員」という立場が増えて来つつある。
単年雇用契約ながら、その能力により「正社員」よりはるかに高い報酬を得る形、
いわばプロ野球の契約更改だ。
企業は高い能力を買うことができ、個人は能力を磨くと同時にキャリアも身につけられる。
何年か契約更新後、あるいは何社かを経験後にフリーとして独立する人も多い。
そしてそういう能力はアルバイトやパート、あるいはボランティアの場面でも身につけられる。
例えば語学、例えばシステム系知識、例えば接客・・・。
それぞれ積極的な自己啓発は必要だが、プロの能力まで身につければそれは確実に売り物になる。
組織に属することに汲々とする「正社員」なんかにならなくたって、
自信を持って生きられるかどうかは自分次第だし、それをもっと知って欲しい。
社会はもう既に、そういう人達を認め始めている。
私? はい、スキルも知識もない「正社員」。
会社をほうり出されたら何も売るものを持ってはいない。
ま、そんときゃどんな仕事でもするけどね。
その開き直り方が売り物だったりして・・・(^^;

さて後者の意見だが、確かに理想論ではある。
それができるのなら一番いい方法だし、私もそういう生活をしてみたい。
だが、今の日本のシステムでは現実問題として無理だ。
例えば雇用側から見て、給与15万円の短時間労働者を2名雇用するより30万円の労働者1人に残業してもらう方がいい。
企業の人件費関連科目が「給与」「賞与」だけなら何も問題はないのだが、
その他に「社会保険料(健保、厚生年金、労災、雇用etc)事業主負担分」があるからだ。
これに結構費用がかかり、更に年々保険料率が上がっている。
つまり国は「少子化を何とかしなければ」「高失業率改善のために雇用対策を」といいながら、
実は「保険料値上げ」という逆効果の政策を行っていることになる。
やっていることといえば金のばらまきと企業への「お願い」(笑)。
少子化対策が効果的に機能し、多少なりとも改善されれば、
あるいは短時間労働者市場だけでも活発になり、失業率が下がってくれば、
社会保険料を値上げしなくても、それなりの総額を稼げると思うんだけどね。
たいたい少子化も非婚の問題も、社会保険制度の将来的不安が原因になっている面も否定できないでしょ。
社会保険制度の問題が解決しないうちは後者の意見の実現は不可能。
逆に言うと、社会保険制度を真剣に検討して負担を軽くし、将来の不安を取り除くだけで、
少子化」「非婚」「雇用問題」「教育」「若年者犯罪」などの問題への対策になるってことだ。