風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の ありをりはべり いまそかり

「しししし」

宮沢賢治学会の理事を仰せつかっているし、

宮沢家とも亡父の頃からの付き合いがあるし、

もちろん「賢治さん」と「さん」付けするほど

賢治さん自身のことも好きだけど、

ホントのことを言うと

中原中也(この人は呼び捨て)のファンなんだよね。

 

で、先日の読書会の際に

この雑誌持ってきた人がいて、

奥付と(そこから見るのは商売柄)目次見ただけで

その場で密林ポチリ。

こういう雑誌があることすら知らなくて

それだけでも興味津々なんだけど

特集が中也なら即買いじゃん。

 

なんかこういう文芸雑誌買うの久しぶりだなぁ。

特集の他にエッセイや創作なども載っていて

お買い得感がある。

高校時代に「ユリイカ」や「現代詩手帖」「詩学」など

時折買っていたことを思い出す。

中身を読むのはこれから。

なんかもったいなくて読み始めるのを躊躇している。

発行元は「双子のライオン堂出版部」。

検索してみると

2003年にオンラインで生まれた本屋らしい。

しかも店主は当時高校2年生???

2013年にリアル書店を開いたとのこと。

そのうち行ってみたいな。

印刷のシナノ印刷さんは書籍印刷では有名どころだ。

 

中也は高校時代からその作品が胸に響いていたし

それこそ当時好んで読んでいたフランスの詩人

ランボーやボードレールなどを訳した人でもあるし、

(でも私がハマったのは堀口大学の訳)

何よりも人生が身につまされる人なのだった。

その時々の心情が刺さって目頭が厚くなる。

 

高価で貴重なケーキにフォークを差し入れる時みたいに

少し気持ちに余裕がある時を見計らって

ゆっくりとページをめくってみようか。